所在地・富山・岐阜 新日本百名山・人形山・1726m 06年8月1日(火) 晴
にんぎょうさん
五箇山ICを車で10分ほど北上すると、五箇山合掌村に着く。村上家を過ぎ右折、約3分で国民宿舎五箇山荘前にでる。20分程で中根山荘前に出る三、四軒の山荘食堂などあるが現在は営業していない。駐車場、登山口は後2分で着く。
国民宿舎五箇山荘は露天風呂もあり静かな雰囲気が楽しめ旅の疲れを癒してくれる。 (電話番号-0763-66-2316)
<民話 人形山の残雪物語>
昔、むかし、山のふもとに信心深い年老いた母と娘が住んでおりました。あるとき母は、重い病気になりました。二人の娘は一生懸命看病しましたが、病は重くなるばかりです。娘たちは毎朝、山の頂上に祭ってある白山権現様に向かって両手を合わせ<母の病が早く治りますよぅに>と拝んでおりました。二人の熱心な願いが通じたのか、ある夜、権現様が夢枕にたたれ<これこれ娘達よ、病によく効く湯がある。谷川を探すがよい。>と告げられました。夜明けを待って二人の娘は谷川をさかのぼり、夢のお告げの湯を探しにでかけとうとう探しあてました。喜んだ娘達はそれから母を背負っては、毎日その湯へ通いつずけました。不思議にもあれほど重かった病が目に見えてよくなり、やがて母はすっかり元気を取り戻しました。そこで二人の娘はお礼参りをするため、山頂の権現堂を目指してきびしい山道を登りました。ところがこの山は、山伏たち男だけの荒々しい修行の道場で女が登ることを固く禁じられていたのです。権現堂にお礼をのべ家へ帰ろうと山を下りかけたところ、急に山が荒れ雪が舞いはじめました。二人の娘は吹雪の中手を取り合い、歩き続けました。ふもとの家では、母が帰りを今か今かと待っておりましたが、ついに娘達は戻ってきませんでした。やがて長い冬が過ぎ春を迎えたある朝のこと、母は山肌に二人の娘を見つけたのです。それは手をつないだ姿に見える残雪でした。それから、春になると決まって[ひとかた]があらわれるよぅになり村人たちは、親孝行な二人の娘が手をつないだ姿を信じてだれからともなくこの山を[ひとかた]と言い、今は人形山と呼ぶようになりました。
登山口これより6K | 中根山荘休業中 | 駐車場 | 第一休息所の三角点 | 第一休息所 |
宮屋敷の鳥居 | 人形山遠望 | ササユリ? | 三ガ辻分岐 | ユリ・花名勉強中 |
花名勉強中 | ウツボグサ? | お花畑 | 頂上広場 | 人形山・頂上 |
GPSのトラックログとカシミール3Dで作ったルート図・断面図・展望図